退職者の社員用のICカード再利用方法 SDGs対応・コスト削減に有効な対策とは? - 株式会社アイアンドディ

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退職者の社員用のICカード再利用方法
SDGs対応・コスト削減に有効な対策とは?
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2025.06.04
退職者の社員用のICカード再利用方法 SDGs対応・コスト削減に有効な対策とは?

企業や官公庁で広く使われているICカード型の社員証・職員証
セキュリティや業務効率の向上に欠かせないツールですが、実は1枚あたり数百円〜数千円と非常に高価です。

退職者が出るたびにICカードを廃棄していませんか?

特に、パート・アルバイト・契約社員などの短期雇用者にもICカードを発行している場合、退職時に大量のICカードが不要になります。
大企業では、年間数千枚単位でICカードが廃棄されているケースも珍しくありません。

費用面だけでなく、社員情報が登録されている「ICカードの廃棄をどうしたらいい?」とセキュリティ面からでも不安に思われている場合もあります。

しかし、ICカードは廃棄ではなく再利用が可能です。

ICカードを退職者から回収して再利用する方法をご紹介します。
SDGs対応やコスト削減につながるICカード再利用シート「ID Sheet」で、廃棄せずICカードを再発行する仕組みを解説します。

なぜICカードの再利用が必要なのか?

①環境配慮・SDGsへの貢献

ICカードはカード型の電子機器であり、環境負荷も高い製品です。再利用は企業のCSR活動(企業の社会的責任)やSDGs目標への具体的な取り組みとなります。

②安全な情報の再登録の仕組み

一度登録した情報は、専用のカード発行システムで安全に再発行(情報を上書きして過去の社員情報から新しく使用する社員の情報にする)できます。セキュリティ面の不安もクリアでき、再利用が実現可能です。過去勤務していた社員の情報が登録されているICカードを再利用しなければ、情報を消去するか物理的にICカードを破壊する必要があります。

③コスト削減効果

新たにICカードを購入する必要がなくなり、年間数十万円〜数百万円のコスト削減につながるケースもあります。

ICカード再利用の具体的な手順

カードの回収体制を整備

退職時にカードを必ず返却してもらう仕組みを作ることが第一歩です。

ICカードの新しい情報で再書き込み

  • 専用のカード発行システムで、ICカードを新しく使用される社員の情報に再書き込み(ICカードは新しい人の情報で上書き)できるようにしましょう。

券面の再印刷

券面の個人情報や顔写真は、再利用シート「ID Sheet」を使用することにより新しい人の情報で印刷することができます。カード発行システムでは、一般的に表面の印刷とIC情報の書き込みを同時に行いマッチングミスが起きないようにシステムが管理しています。

再利用シート「ID Sheet」とは?

ICカードの普及が始まった2004年に開発・販売開始された再利用シート「ID Sheet」。大企業を中心に多くの企業・官公庁を中心に採用されICカードの再利用する現場で活用されています。

表面に貼る再利用シートと聞くと「ラベル発行用のタックシール?」と思われるかもしれませんが、まったく異なる商品です。一般的なタックシールは主に紙製で、強粘着の場合は剥がすと糊が残ります。弱粘着ですと簡単に剥がせてしまいます。

「ID Sheet」は紙製ではなく、「カードプリンタ」で発行が行える素材です。糊の部分は、日常環境下では強固に貼られ、熱をかけることにより剥がすことができる特殊な特徴を持った商品です。

「ID Sheet」は、「カードプリンタ」で発行できるため、新しい社員の情報で券面の印刷とIC情報の書き込みを同時に行えるため簡単に再発行が可能となります。

ID SheetとID Sheet関連商品についてはこちらをクリック

再利用シート「ID Sheet」を有効活用されている運用事例

「ID Sheet」を有効に使用されているお客様の主な運用事例は下記になります。

  • ・期間従業員を大量に雇用しているメーカーの工場
  • ・多くの関連業者が出入りし、その業者に対してもICカードを発行している
     公共機関やショッピングセンターなど。
  • ・派遣社員・アルバイトなど短期社員を大量に雇用している会社

再利用シート「ID Sheet」でよくある質問

Q.「ID Sheet」導入するメリット・デメリットは?

A.「ID Sheet」は、すべてのお客様にメリットがあるわけではありません。人の入れ替わりが多くICカードを廃棄される数が多いお客様は、「環境面」「運用面」「費用面」で多くのメリットがあります。

Q.「ID Sheet」は貼り剥がしを行うということですが、イメージがわきません。

A.「ID Sheet」運用のイメージ動画をご覧ください。また、ご訪問して実際に貼り剥がしのデモを行うことも可能ですし、サンプルをご提供することも可能です。

Q.今使用しているカードプリンタで印刷できますか?

A.現在販売しているAWE001-00は再転写型カードプリンタ専用となります。実際使用されている機種をご連絡いただければ、発行の可否または発行テストのご提案をさせていただきます。

Q.「ID Sheet」の貼り作業・剥がし作業が大量にあり大変

A.まとまった枚数の貼り作業・剥がし作業は、弊社で請け負い作業を行うことが可能です。また、貼り作業後の発行も行うことができます。「お問い合わせフォーム」よりお気軽にご相談ください。

発行作業ご依頼検討の方はこちらの記事をご覧ください。
「IDのプロが解説!最適な社員証の作り方:内製・外注を徹底比較」

Q.「ID Sheet」を導入するにあたり必要な商品は?

A.ID Sheetを導入し自社で発行さる場合は、貼り付ける際に必要な貼り付け冶具「CA-10B(PITATO)」と剥がし機「CS-410」が必要です。また、カード発行システムをお持ちでないお客様は、カード発行ソフト「ID Maker Ver.6⁺」と再転写型カードプリンタ「DCP-7000」または「DCP-7650」が必要です。弊社受託サービスご依頼の場合は、作業費とID Sheet代が必要になります。

カードプリンタをご検討の方はこちらの記事もご覧ください
「IDのプロが解説!カードプリンタの選び方後悔しない、運用に合わせた選び方」

ID SheetおよびID Sheet関連商品はこちらをクリック

ID Maker Ver.6⁺はこちらをクリック

再転写型カードプリンタはこちらをクリック

まとめ:ICカード再利用は企業の資産管理を最適化する一手

ICカードの再利用は、環境配慮・業務効率化・コスト削減の3つを実現できる施策です。
退職者の増加や人材の流動化が進む今、ICカードの使い捨てをやめて、再利用可能な運用体制の構築をぜひ検討してみてください。

弊社製品・サービスについて

IDシートを使用したICカードを効率的に運用する方法をご提案いたします
ICカードの運用の見直し、新規での導入関しましては、
ぜひ「お問い合わせフォーム」からご相談ください!
弊社は、IDカード専門会社のため幅広いサービスの提案が可能です。お客様の状況をヒアリングし、適切な価格で効率的に作業が行える方法をご提案いたします。

弊社のICカード発行に必要な主なサービスは以下の通りです。

再利用シート「ID Sheet」

カード発行ソフト「ID Maker Ver.6⁺」

再転写型カードプリンタ「DCP-7650」

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