IDカード情報局
IDカードや社員証・職員証を内製で発行するためにカードプリンタを導入する企業や団体が増えています。
しかし、カードプリンタは導入して終わりではありません。
特にカードプリンタで使用するプラスチックカードは静電気を帯びやすく、ほこりやゴミが付着しやすい特徴があります。そのため、日頃のメンテナンスや保管方法によって印刷品質や機器寿命に大きな差が生じます。
今回は、カードプリンタ導入後に行うべきメンテナンスのポイントについて解説します。
カードプリンタがほこりに弱い理由
カードプリンタは、プラスチックカードの表面へダイレクト印刷や再転写印刷で印刷を行います。
印刷時にカード表面へ付着したほこりやゴミがあると、
- ・印刷抜け
- ・白い点(ピンホール)
- ・印刷ムラ
- ・プリントヘッドへのダメージ
などの原因になります。
また、カードに付着した微細な異物がプリントヘッドへ接触すると、ヘッドの摩耗や損傷につながる場合もあります。
高品質なIDカードを安定して発行するためには、ほこり対策が非常に重要です。
カードプリンタの設置環境に注意
カードプリンタは設置場所によってトラブル発生率が変わります。
以下のような場所は避けることをおすすめします。
- ・窓際などほこりが入りやすい場所
- ・人の出入りが多い場所
- ・段ボールなど紙粉が発生しやすい場所
- ・工場や作業現場の近く
- ・エアコンの風が直接当たる場所
また、使用していないときはカバーを掛けるなどして、機器内部へのほこり侵入を防ぐことも有効です。
カードプリンタは精密機器です。
快適な室内環境で運用することが、安定した印刷品質の維持につながります。
カードの保管方法も重要
カードプリンタ本体だけでなく、印刷前のカード保管も重要なポイントです。
プラスチックカードは静電気の影響でほこりを引き寄せやすいため、
- ・未使用カードは箱に入れたまま保管する
- ・開封後も密閉容器や保管ケースで管理する
- ・印刷直前に必要枚数だけ取り出す
- ・カード表面を素手で触りすぎない
といった運用がおすすめです。
また、カード表面に手の油分や指紋が付着すると、印刷時にそのままカード表面へ転写されたり、
印刷品質へ影響を与えたりする場合があります。
そのためカードをセットする際は、
- ・カード印刷面に直接触れない
- ・カードの端を持って取り扱う
- ・必要に応じて手袋を着用して作業する
ことをおすすめします。
特に社員証や職員証などの顔写真付きカードでは、指紋や汚れが目立ちやすく、
カードの見栄えにも影響します。
カードに付着したほこりや指紋は印刷不良の原因となるため、
適切な保管と取り扱いを行うことが大切です。
定期的なクリーニング清掃を行う
カードプリンタには定期的なクリーニングが欠かせません。
日々印刷を行う中で、
- ・カードの粉
- ・ほこり
- ・インクリボンの残留物
- ・空気中の汚れ
などが機器内部へ蓄積します。
そのまま使用を続けると、
- ・印刷品質の低下
- ・カード搬送エラー
- ・印刷不良
- ・機器故障
につながる可能性があります。
メーカー推奨のクリーニングキットを使用し、定期的に清掃を行うことが大切です。
カードプリンタの清掃方法については以下をご覧ください。
DCP-7000/DCP-7600シリーズのクリーニング動画
DCP-300のクリーニング動画
機種ごとの手順に従い、適切なメンテナンスを実施することで長期間安心してご利用いただけます。
メンテナンス不足で起こるトラブル
メンテナンスを怠ると、次のようなトラブルが発生する可能性があります。
- ・印刷面に白い点が発生する
- ・色ムラが発生する
- ・カード搬送エラーが増える
- ・プリントヘッドの寿命が短くなる
- ・再印刷によるコスト増加
- ・業務停止や納期遅延
特に注意したいのが、プリントヘッドの損傷です。
カード表面に付着したほこりや異物が繰り返しプリントヘッドに接触すると、
プリントヘッドが損傷する場合があります。
プリントヘッドが損傷すると、印刷面にカード搬送方向にラインが発生し、
正常なカード印刷ができなくなります。
また、プリントヘッドは消耗部品のため、損傷した場合は交換対応となります。
交換費用は高額になることもあり、運用コスト増加の原因となります。
しかし、日頃からカードの保管方法に注意し、
カードプリンタ内部のクリーニングを定期的に実施することで、
プリントヘッドの損傷リスクを大幅に低減できます。
高品質なIDカード発行を継続するためには、日常的なほこり対策が重要です。
定期メンテナンスと保守契約サービスの活用
日常的な清掃や適切な運用は重要ですが、それだけでは防ぎきれない経年劣化や部品消耗もあります。
カードプリンタは社員証・職員証・入館証などを発行する重要な設備です。
万が一故障が発生すると、カード発行業務が停止してしまう可能性があります。
そのため、安定稼働を実現するためには定期的なメンテナンスに加え、メーカーや販売店による保守契約サービスの活用がおすすめです。
保守契約サービスを利用することで、
- ・故障時の迅速なサポート
- ・専門スタッフによる点検・診断
- ・消耗部品の状態確認
- ・修理対応のサポート
- ・長期間にわたる安定運用
などのメリットがあります。
また、保守契約サービスをご利用いただくと、定期メンテナンスを受けることができます。
カードプリンタの清掃や点検を専門のサポートスタッフが実施するため、
清掃漏れやメンテナンス不足を防ぎやすくなります。
カードプリンタは、日頃から適切なクリーニングを行うことで故障リスクを低減できますが、
専門スタッフによる定期点検を実施することで、より安心して運用いただけます。
特に発行枚数が多い企業・自治体・教育機関・医療機関では、安定したカード発行業務を維持するためにも保守契約サービスの活用をおすすめします。
「導入前」「導入後」の保守契約サービスのご相談は「お問い合わせフォーム」よりお気軽にお問合せください。
よくある質問(FAQ)
Q.カードを机の上に置いて保管しても問題ありませんか?
A.推奨しておりません。
プラスチックカードは静電気でほこりを吸着しやすいため、箱やケースに入れて保管してください。
Q.印刷面に白い点が出る原因は何ですか?
A.多くの場合、カード表面や機器内部に付着したほこりや異物が原因です。
カード保管方法の見直しやクリーニングの実施をご検討ください。
Q.カードプリンタ導入時に運用方法も相談できますか?
A.はい。発行枚数やカード仕様、運用方法をヒアリングし、最適な機種やメンテナンス方法をご提案いたします。
まとめ:長く安定して使用するために
カードプリンタは、日常的なメンテナンスによって性能を維持できる精密機器です。
特にプラスチックカードは静電気によってほこりが付着しやすいため、
- ・ほこりの少ない環境へ設置する
- ・カードを適切に保管する
- ・定期的なクリーニングを実施する
ことが重要です。
これらを継続することで、印刷品質の維持、機器寿命の延長、ランニングコストの削減につながります。
弊社製品・サービスについて
アイアンドディは、IDカード発行システムの専門メーカーとして長年のカード発行ノウハウがあります。
社員証・職員証・入館証・学生証など、さまざまなカード発行運用に対応したソリューションをご提供しております。
「カードプリンタを導入したい」
「現在使用中のプリンタの運用を見直したい」
「メンテナンス方法を知りたい」
といったご相談も承っております。
お気軽にお問い合わせください。
IDカード発行に関連する商品・サービスを取り揃えております。
ぜひ「お問い合わせフォーム」からご相談ください!
当社では、お客様の状況やご要望を丁寧にヒアリングした上で、最適なカード仕様・発行方法をご提案いたします。
コスト面と効率性のバランスを重視しながら、用途や運用に応じた最適なプランをご案内することで、安心して導入いただける体制を整えています。
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