IDカード情報局
あまり知られていないIDカードのつくられ方
社員証や学生証、会員証などのIDカードは、多くの人が日常的に利用しています。しかし、その作り方や作成時の注意点については、あまり知られていません。
業者に発注する場合でも、自社で発行する場合でも、IDカードがどのように作られるのかを理解していないと、導入時に失敗する可能性があります。ここでは、基本的なIDカード発行の仕組みについて解説します。
1. カードのサイズは決められていますか?
IDカードのサイズは、JIS X 6301により規格化されています。この規格に基づいてカードが量産され、専用のカードプリンタで個別情報を印刷することで、社員証や学生証が作成されます。
「社員証・学生証用のカードについて」の詳細はこちらをクリック
2. IDカードは、どうやって印刷されるのですか?
カードプリンタで印刷する仕組み
IDカードの表面への印刷は、1枚ごと個別の情報を印刷するため、カードプリンタが使われます。
IDカードは主にPVC素材やPET系素材で作られており、これらの素材に印刷するカードプリンタでは、カラーは昇華印刷、モノクロは溶融印刷という方式が採用されています。
また、カードプリンタには再転写型とダイレクト型があり、カード素材や用途に応じて適した印刷方式が異なります。
カードプリンタの色再現性
カードプリンタの印刷解像度は300dpiや600dpiが一般的ですが、オフセット印刷やシルク印刷などの商業印刷機と比較すると、色再現や細部表現では劣る場合があります。そのため、企業ロゴなどの指定色を厳密に再現したい場合には注意が必要です。
また、グレーや全面背景、グラデーションなどの再現も難しいため注意が必要です。
「プレ印刷カード」を選択する場合
カードプリンタが苦手な色やデザインの場合は、カード製造時にロゴや背景などの共通部分を商業印刷機(オフセット印刷・シルク印刷など)で事前に印刷します。これをプレ印刷カードと呼びます(対して、白い状態のカードを「白生カード」と呼ばれます)。プレ印刷カードでは、DICやPANTONEによるインク指定にも対応可能です。
その後、カードプリンタで氏名や顔写真などの可変情報のみ印刷します。
「白生カード」を選択する場合
プレ印刷カードは大量製造時にはコストメリットがありますが、少量の場合は白生カードを準備して、カードプリンタによる全面印刷の方が低コストになる場合があります。また、白生カードは納期短縮にも有効です。
特にICカードは準備期間が必要なため、白生カードを選択されるケースが多く見られます。
「プレ印刷または白生カード」で行うかは、事前にカード発行の業者にデザインの相談を行いカードプリンタでサンプル発行を行うなどして確認することをお薦めします。
重要チェックポイント
- ・企業ロゴの色再現は厳密に必要か
- ・カードプリンタで表現が難しいデザインか(グラデーション、グレー色、濃い背景色など)
- ・カード発行業者にデザイン依頼、サンプル依頼したか
- ・納期・費用・デザインのバランスを検討したか
3.カードプリンタにはカード発行ソフトが必要?
カードプリンタで印刷を行うには、専用のカード発行ソフトを使用することで効率的に発行できます。
カード発行ソフトには、印刷のみを行うシンプルなものから、発行管理や履歴管理、磁気やICエンコードまで対応できる高機能なものまであります。
どのソフトを選定するかは、発行するカードの用途や運用方法によって変わります。
重要チェックポイント
- ・カードには印刷のみ行いますか
- ・磁気エンコード、ICエンコードを行いますか
印刷のみを行う場合
印刷のみ行うのであれば、低価格なカード発行ソフトとダイレクトカードプリンタの組み合わせでの導入が可能です。
印刷と同時に磁気エンコード・ICエンコードを行う場合
磁気リーダライタやICリーダライタを搭載したカードプリンタと磁気・ICエンコードに対応した高機能ソフトにより、磁気ストライプやICチップへの書き込みが可能になります。
磁気エンコードやICエンコード設定には専門的な知識が必要となります。
実績のある業者への相談が推奨されます。
ICカード規格の確認
ICカードには、FeliCaやMIFAREなど規格が存在します。
導入検討されている運用システム(勤怠システム、入退出システムなど)が対応しているICカードを確認する必要があります。
カード発行もIDカード発行ソフト、カードプリンタがどのICカード規格に対応しているか確認が必要となります。
4.よくある質問(FAQ)
Q.カードのデザインから相談したい
A.カードの発行業者であればデザインから相談可能です。
アイアンドディは、導入・デザインのご相談から対応可能です。
「お問い合わせフォーム」からご相談ください。
Q.ICカードの導入はどう進めればよいですか?
A.運用システムメーカーやカード発行会社へ相談することが重要です。
アイアンドディは、ICカード導入のご相談から対応可能です。
「お問い合わせフォーム」からご相談ください。
Q.ICカード導入検討しています。入れ替えが多くコストが心配なのですが?
A.退職者のICカードは再利用シート「ID Sheet」を使用することにより再利用が可能です。
「退職者の社員用ICカード再利用方法」で詳細をご確認ください。
Q.券面に顔写真を入れたいのですが、顔写真はどう準備すればよいですか?
A.撮影・収集方法を事前に決めることでスムーズに導入できます。
「社員証に使う顔写真の撮影・収集方法」の詳細をご確認ください。
5.まとめ:IDカード導入検討の際から専門会社に相談
IDカード(社員証、学生証等)作成時の注意点は、一般的には知られていないことも多く、
仕様を考慮せずデザインすると導入後に課題が生じる場合があります。
導入検討初期段階から専門会社に相談することで、効率的な導入が可能になります。
IDカード導入のご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。
6.弊社製品・サービスについて
アイアンドディは、IDカード発行専門メーカーとして長年のカード発行ノウハウがあります。
IDカード発行に関連する商品・サービスを取り揃えております。
ぜひ「お問い合わせフォーム」からご相談ください!
当社では、お客様の状況やご要望を丁寧にヒアリングした上で、最適なカード仕様・発行方法をご提案いたします。
コスト面と効率性のバランスを重視しながら、用途や運用に応じた最適なプランをご案内することで、安心して導入いただける体制を整えています。
カード発行ソフト「ID Maker Ver.6⁺」

カード発行ソフト「ID Maker Ver.6⁺」
デザイン、印刷、データ管理を自由自在に行える「IDカード発行管理システム」です。上場企業や大学、病院など業界問わず広く採用いただいており、4500件以上の導入実績があります。
カード製作サービス

再利用シート「ID Sheet」

再利用シート「ID Sheet」
ICカードの表面に貼り付け、その上からカードプリンタで印字できるシートです。高価なICカードの本体は使いまわしてご利用いただけるため、費用対効果に優れております。また、産業廃棄物である廃棄カードの量が軽減されるため、環境にも配慮された商品となっております。